整形外科の看護師として働くうえで一番大変に感じるのは、体力面と言えるだろう。

整形外科に入院してくる患者は、自分自身の身体を支えることが不自由な場合も少なくない。

そのため、看護師は患者自身の身体を支える場面も多いのだ。

症状が重いケースでは寝返りを打つこともできないので、看護師は体位変換をサポートする必要がある。

寝返りをはじめとした体位変換は、定期的に行う必要があることから非常に重労働だ。

場合によっては、自分の身体よりも大きな患者をサポートしなければならないことも珍しくない。

他診療科の看護師より、体力的にはハードになりやすいのだ。

特に小柄な看護師は、一人では患者を支えきれないことも出てくるだろう。

体格や体力にある程度自信がなければ、整形外科の仕事は務まらないとも言える。

整形外科は回復が早いのが特徴だが、その分入退院のサイクルも早くなり、看護師は常にその対応に追われやすい。

患者の回復や経過を見ながら、退院の計画を立てることも出てくるだろう。

さらに、今後入院してくる患者の対応もしていかなければならないため、日々の業務がめまぐるしい。

他診療科と比較しても、とにかくやらなければならないことが多いのだ。

それゆえに、忙しさに参ってしまう看護師も少なくない。

バリバリと忙しく仕事をこなしたいタイプでなければ、ストレスでメンタルをやられてしまうこともある。

整形外科で働くことを考えている看護師は、注意が必要と言えるだろう。